宮古島市カママ嶺公園内の碑
我が生まれ島・宮古島平良(現在宮古島市)にあるカママ嶺公園は、実家の目の前にある。35年程前はたくさんの蝶々やカエルの多い森だった。探険ごっこに明け暮れた森。公園整備されてからは、よく遊び散歩した公園。
カママ嶺公園内に詩人・篠原鳳作の碑が建立されている。1971年11月、私が小学校1年生の時 …「しんしんと肺碧(あお)きまで海の旅」の詩が刻まれた碑。公園に遊びに行くたびに、何故だかその碑を眺めていた。大学生になってフィールドワークと称して、いろいろな島へ船旅をする度に思い出し、その詩の意味を、歌われた海の青さを実感するとこも…。ふるさとの思い出の場所だ。
そのカママ嶺公園内に「憲法九条の碑」が建立され除幕式が慰霊の日にあったと『沖縄タイムス』紙面が伝えている。その記事によると「非戦の誓い」の文字と憲法九条の条文が刻まれた碑だという。もしも憲法が改正されたとしても、その碑は残る…。昔からファンの中沢新一氏(『憲法九条を世界遺産に』太田光との対談集、集英社新書・2006年)にいつの日か見てもらいたいものです。久々に帰省心を刺激するニュースだった。帰省したら見に行くべし…。
« 慰霊の日 | トップページ | 沖縄民俗学会6月例会 »
「沖縄文化研究」カテゴリの記事
- 2025年5月31日「戦後沖縄の写真文化史講座」2回のお知らせ(風の記憶舎)(2025.05.10)
- 2024年回顧ー沖縄研究者の永眠①(2024.12.19)
- 特集<「平良孝七展」を再考・再審する> 雑誌『越境広場』13号(2024年4月28日発行)(2024.05.02)
- 「ピ―ボディ・エセックス博物館(米国)所蔵の沖縄民具―収蔵背景についてー」『しまたてぃ』104号(2023.04.20)
- 「敗戦と<愛の教具>」『しまたてぃ』103号(2023.02.01)
« 慰霊の日 | トップページ | 沖縄民俗学会6月例会 »
コメント