『東北学Vol6』「琉球王府の女たち」
『東北学Vol 6-特集<南>の精神史』
発行:2002年4月
発行人:赤坂憲雄 371P
発行所:東北芸術工科大学東北文化研究センター
発売所:株式会社作品社 定価 :2,000円
ISBN4-87893-471-9
東北文化研究センターの赤坂憲雄氏が沖縄県立芸術大学附属研究所の波照間永吉所長や田場由美雄氏らの交友で
沖縄で集中講義などをされていた時期に立ち上がった企画ではなかったか?
谷川健一・藤井貞和・赤坂憲雄氏の<「海上の道」と南島文化ー柳田国男の思想の再検討ー>の座談会と考古学、民俗学、歴史学、思想などの奄美・沖縄の地元研究者を中心に<特集「<南>の精神史」が組まれた。依頼の際の企画書をみて女性執筆者が2人ほどだったので「断ってはいけない」と自身に言い聞かせて、引き受けた。「琉球王府の女性たち」で論考を発表。「王権と民俗のはざま」をテーマに「王府と女性たちの関係」をーとの内容依頼であった。2001年『なは・女のあしあと』で執筆した内容事例を組み立てなおしての内容にしてある。
特集とは別の巻頭座談会「<新しい歴史>とは何かー国民国家の帰趨と戦争の記憶ー」(姜尚中、上野千鶴子、三浦佑之、赤坂憲雄)があり、姜尚中と同じ雑誌に掲載されたことが感慨深かった記憶がある。
« 『那覇女性史(前近代編)なは・女のあしあと | トップページ | 特別展図録『久米のきみはゑ500年』 »
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- ニコライ・ネフスキー宮古島来島100年記念文集(2023.01.10)
- 仲里効『沖縄戦後世代の精神史』刊行(2022.12.15)
- 「すぐわかる沖縄の美術」4刷発行(2022.05.10)
- 写真集「沖縄・宮古島島尻の秘祭 ウヤガン」(2021.04.10)
- 上江洲均『おきなわの民俗探訪』刊行と『がじゅまる通信』82号追悼文(2018.05.20)
「文化人類学・民俗学」カテゴリの記事
- 雑誌『越境広場』12号(2023年8月10日発行に寄稿(2023.08.17)
- 「ピ―ボディ・エセックス博物館(米国)所蔵の沖縄民具―収蔵背景についてー」『しまたてぃ』104号(2023.04.20)
- ニコライ・ネフスキー宮古島来島100年記念文集(2023.01.10)
- 『沖縄県史 民俗編』2020年3月刊行(2020.04.28)
- 『沖縄県史 図説編 前近代編』刊行記念シンポジウム 2019年7月14日(日)(2019.07.13)
「女性と文化」カテゴリの記事
- 2021「女性と復興とミシン」展示会のお知らせ(2021.11.17)
- 「ミシンをめぐる沖縄技術史」三回目『しまたてぃ』83号(2018.02.01)
- 連載「ミシンをめぐる沖縄技術史」2回 『しまたてぃ』82号(2017.10.27)
- 連載「ミシンをめぐる沖縄技術史」1回目 『しまたてぃ』81号(2017.08.13)
「沖縄文化研究」カテゴリの記事
- 「ピ―ボディ・エセックス博物館(米国)所蔵の沖縄民具―収蔵背景についてー」『しまたてぃ』104号(2023.04.20)
- 「敗戦と<愛の教具>」『しまたてぃ』103号(2023.02.01)
- 復帰50年「平良孝七展」in 沖縄県立博物館美術館(2022.12.14)
- 「敗戦と文化財⑵ー略奪・返還、文化再建・贈与の物語ー」『しまたてぃ』102号(2022.11.03)
- 『沖縄県史 各論編7 現代』(2022年7月)発行(2022.08.15)
「琉球文化」カテゴリの記事
- 「ピ―ボディ・エセックス博物館(米国)所蔵の沖縄民具―収蔵背景についてー」『しまたてぃ』104号(2023.04.20)
- 「美ら島おきなわ文化祭2022」公式ガイドブック(2022.10.15)
- 「すぐわかる沖縄の美術」4刷発行(2022.05.10)
- 『沖縄県史 図説編 前近代編』刊行記念シンポジウム 2019年7月14日(日)(2019.07.13)
- 鎌倉芳太郎の残した琉球芸術写真『しまたてぃ86号』(2018.11.05)
「2002年」カテゴリの記事
- 『東北学Vol6』「琉球王府の女たち」(2007.06.10)
コメント