2007年度絵画コレクション作品展
2007年度の沖縄県立芸術大学附属図書・芸術資料館自主企画展示会開催にむけて
学芸員(1人)で勤務する芸術資料館は、秋の自主企画展に向けての作業が進んでいる。
今年の企画展は、絵画コレクションの展示会です。タイトル「表現に向き合う時(とき)-イメージの位置ー」と題して、開催。
11月には沖縄県の美術館もオープンして、話題はそちらのほうに集中するのではの不安がありますが…。
沖縄県立芸術大学が所蔵する絵画コレクションがまとまって展示されるいい機会です。収蔵品の整理研究もかねての自主企画展は、一人で作業もしなくてはいけません。例によってチラシもデザインした。なれない現代絵画の世界をひたすら勉強中!。
常設展示室では、アメリカのフランク・ステラ、クリスト、サム・フランシス、日本では工藤甲人、磯見輝夫、長谷川潔、「もの派」の榎倉康二、沖縄関連では内間安せい、与儀達治、山城見信などの40点以上が、展示。 企画展示会では日仏会館公演会ポスターが40点以上(草間弥生、磯崎新、田中一光、など有名作家が1980年代に製作したシルクスクリーンの作品)が展示されます。日本には二ヶ所のみこのポスター(全299点)は所蔵されているのです。日仏会館にもそろっていないないのでは…?すてきな作品たちです。
現代絵画の作品をこれだけ所蔵するのは、芸術大学ならで…です。
こうした作品が入場無料で観られるのは、ある意味贅沢な展示会です。作家の表現、イメージに向き合う時間をお楽しんでいただきたいと、そして私も楽しみたい。11月2日(金)~11月3日(土)は、芸大祭、首里文化祭の期間でもあり、秋のひと時を首里で過ごしてみてはいかがだろう。
以下、展示会の具体的情報です。
*会 期:2007年11月2日(金)~11月11日(日)
午前10時~午後5時まで
11月3日(土)は午後8時まで
*ギャラーリートーク:11月3日(土)午後2時から
田中睦治(館長:絵画専攻教授)小林純子(芸術学専攻准教授)
*料 金:無 料
*会 場:沖縄県立芸術大学附属図書・芸術資料館2階常設展示室・企画展示室
*主 催:沖縄県立芸術大学附属図書・芸術資料館
*駐車場の都合により、来館はモノレールかバス・タクシーをご利用ください。
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