『すぐわかる沖縄の美術』
2007年11月1日に東京美術から『すぐわかる沖縄の美術』が刊行されました。
本書の特徴は、沖縄工芸の分野、琉球王国時代の絵画、近代以降の絵画・デザイン、建築、民俗文化の<美術>を最新の研究成果をふまえ、沖縄の若手研究者が執筆を担当している点と、沖縄県立博物館・美術館、沖縄県立芸術大学、那覇市歴史博物館、那覇市立壺屋焼き物博物館や県外の各機関の所蔵品が、豊富にフルカラー図版で紹介・掲載されています。
監修は、宮城篤正(沖縄県立芸術大学学長)、執筆者は小林純子(芸大芸術学准教授)、宮里正子(那覇歴史博物館学芸員)、倉成太郎(那覇市立壷屋焼き物博物館学芸員)、平川信幸(沖縄県立博物館学芸員)、翁長直樹(沖縄県美術館学芸員)そして粟国恭子(沖縄県立芸術大学附属図書・芸術資料館学芸員)
本の構成は、第1章漆芸、第2章染物、第3章織物、第4章焼き物、第5章絵画、デザイン、第6章建築・彫刻・民具です。
『すぐわかる沖縄の美術』は県内書店、県立美術館ミュージアムショップで購入できます。県外では書店のほか、東京国立博物館、九州国立博物館などの県外の博物館・美術館のミュージアムショップでも購入できるようです。
本の帯には2007年11月1日にオープンする沖縄県立博物館・美術の館見学の前後におすすめの本とありました。
« 『すぐわかる沖縄の美術』刊行 | トップページ | 久米島紬の展示会 »
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- ニコライ・ネフスキー宮古島来島100年記念文集(2023.01.10)
- 仲里効『沖縄戦後世代の精神史』刊行(2022.12.15)
- 「すぐわかる沖縄の美術」4刷発行(2022.05.10)
- 写真集「沖縄・宮古島島尻の秘祭 ウヤガン」(2021.04.10)
- 上江洲均『おきなわの民俗探訪』刊行と『がじゅまる通信』82号追悼文(2018.05.20)
「沖縄文化研究」カテゴリの記事
- 2024年回顧ー沖縄研究者の永眠①(2024.12.19)
- 特集<「平良孝七展」を再考・再審する> 雑誌『越境広場』13号(2024年4月28日発行)(2024.05.02)
- 「ピ―ボディ・エセックス博物館(米国)所蔵の沖縄民具―収蔵背景についてー」『しまたてぃ』104号(2023.04.20)
- 「敗戦と<愛の教具>」『しまたてぃ』103号(2023.02.01)
- 復帰50年「平良孝七展」in 沖縄県立博物館美術館(2022.12.14)
最近のコメント