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2008年

2009年1月 5日 (月)

「沖縄の紙文化のあり様」

 2008年12月8日(土)9日(日)にお茶の水大学で開催された日本民具学会に参加しました。
課題発表テーマが「紙」だったので、沖縄の紙を考える会の活動をしている私としては、ぜひ発表を…と思いました。
 発表テーマは「沖縄の紙文化のあり様」と大風呂敷を広げた感のあるタイトルでしたが、内容は東アジアの紙文化にもつながる紙銭文化、祭事に使われる白赤黄の紙などなど、現代の生活で使用される紙を紹介しました。参考資料として、粟国恭子監修の『沖縄の工芸 紙』冊子を配布資料にしました。
 他の発表者は、紙布の研究者、チラシ情報を読み解く研究者などまじめな若手研究者が発表していました。

2008年4月13日 (日)

近代沖縄の芸術研究②ー鎌倉芳太郎と比嘉朝健についてー

20  「沖縄県立芸術大学附属研究所紀要第20号」(2008年3月31日発行)に、論文「近代沖縄の芸術研究②ー鎌倉芳太郎と比嘉朝健・琉球芸術研究の光と影ー」を発表しました。
 19号で紹介した末吉安恭と比嘉朝健、鎌倉芳太郎と比嘉朝健の交流を通して<近代沖縄の芸術研究>の様相を示し、これまでその人物像がよくわかっていなかった比嘉朝健の芸術研究の紹介を目的としています。
 比嘉の発表した30以上の沖縄芸術研究の目録も、現段階で一番充実したものになっています。今後の資料発掘へと可能性が広がっていきます。
 内容構成は、
はじめに 
1、比嘉朝健の人となり
2、末吉安恭と比嘉朝健の関わり
3、鎌倉芳太郎と比嘉朝健のつながり
4、比嘉の琉球芸術研究の特徴
資料1「比嘉朝健目録」 資料2「比嘉朝健・鎌倉芳太郎関連年譜」
になっています。    

現代の東アジアの民族問題

East_asia 1992年~93年頃に、よく聞いていた曲に中島みゆきの「EAST ASIA」がある。
 このごろの多く報道されるチベット問題に触れて、思い出し、ここ数日間よく聞いている。
 中島みゆきの特別なファンというわけではないので…この曲の成り立ちにまつわる話はわからないが…聞いているとチベットとか中国の少数民族とか朝鮮民族の歴史とか沖縄のこととか…考えてしまいます。いい歌です。
 チベットととかウイグル自治区の問題とか以前から興味があり、大学の講義とかでも取り上げている。
 Photo 曲を聴きながら、本棚から関連本を取り出し読んでいる今日この頃。
 チベット問題も含めて、中国の55の少数民族は21世紀どのような展開をみせるのか。
 チベットではここ2,3年で100近いホテルが建設され観光化、観光産業が活発に展開されている。でもその資本源は上海あたりで富を持った漢民族の資本家がオーナーで…チベット人を雇用している。チベット内の漢民族とチベット民族の中の経済的格差は計り知れない。
 生活のためにホテルなどで働くチベット人たち…それまでのチベット人の価値観で重要でなかった競争、賃金の能力給制、その格差…に向き合う現代。NHKが昨年この問題を特集で取り上げた番組があった。
 その中では、漢民族のオーナーがホテルのインテリアだとか土産物にチベットの古い民具や仏具などを過疎化が進む村の人々から買い集め、<チベット仏教のイメージ作り>にいそしむ姿も…それを喜んで購入する日本人観光客。
 現在のチベットには、歴史の政治的抑圧に加えて、資本主義と観光化の中での経済格差から生まれる抑圧の部分もあるのではないかと考える。
 ダライ・ラマが「非暴力」を訴えても、生活レベルの格差から生まれる不満を抑えることは可能なのだろうか?
 数日後に聖火は、日本にやってくる。
 チベット問題を考えながら、沖縄問題を考えている。
 

2008年3月28日 (金)

「鉄ー人と道具とその技術ー」フォーラム

2008年3月8日(土)に会場を千葉工業大学津田沼キャンパスにて「鉄ー人と道具とその技術ー」フォーラムが開催され、発表者の一人として参加しました。
 日本鉄鋼k常会社会鉄鋼工学部会の催し物。気軽に発表を引き受けたのですが、会場には金属の専門家達が…。「沖縄の金属文化のあり方ー鉄・金・銀・銅・錫ー」のタイトルで発表しました。
 その他の発表も興味深く、勉強になりました。
*星野欣哉(東京農大)「前挽鋸の形態と産地」
*朝岡康二(人間文化研究機構)「金属文化研究の可能性」
*村上隆(奈良文化財研究所)「金・銀・銅からみる日本史」
*吉田晶子(関西大学なにわ・大阪文化遺産学研究センター)「錫器製造の民俗技術」 *粟国恭子「沖縄の金属文化のあり方ー鉄・金・銀・銅・錫ー」
*山際秀紀(北海道開拓記念館)「北海道の鉄製農具」
以上の順番でした。
 フォーラム座長には高橋礼二郎(東北大学)、司会及び世話人として香月節子(東京農大)、佐藤公昭(フォーラム幹事)の各先生方に大変お世話になりました。

2008年2月19日 (火)

沖縄の紙展IN宮古島

Photo 2月15日~宮古島へ。
紙の展示作業をただひたすらに…チラシ作成も…展示も終わり、チラシも完成しました。
 宮古島市総合博物館の企画展で、紙の展示会を開催しています。テーマ「沖縄の紙展IN宮古島~自然・歴史・生活・アート」
 「沖縄の紙を考える会」事務局の私は、企画の相談から50枚のパネルと展示作品(これまで集めてきた紙製品)を提供し、展示作業も行いました。
 今回は宮古島の紙文化を紹介することをメインに考えていたので、紙資料も沖縄本島にない「砂川(うるか)双紙」や「砂川暦」を展示。其れから宮古上布の原料でもある苧麻を原料にした苧麻紙(沖縄の伝統的な紙ではない)の作品も展示。卒業証書を手作りの紙で制作する活動をしている、宮古島市北小学校の紹介、多良間島で紙をすいている垣花さんの作品など、紹介されています。Photo_2

苧麻は1枚600円で博物館でも販売しており、私の監修した『沖縄の工芸 紙』冊子も販売することになりました。
 会場は円形状で小規模なのでどうなることやらと心配しましたが、わりときれいにまとまっています。
 展示会は2008年2月19日(火)~3月16日(日)まで、宮古島市総合博物館で開催されています。