沖縄県博物館協会 平成21年度総会・春の研修会
6月18日(木)に沖縄県博物館協会の平成21年度総会と春の研修会が、沖縄県立博物館・美術館で開催されました。
私は、個人会員での参加です。
総会の終わった後の研修会のテーマは「博物館と学校」。基調講演と事例発表がありました。県内の4つの博物館活動が紹介され、どれもユニーク活動で学芸員の方たちも個性的で、楽しく聞きました。
事例報告は
*宜野座村立博物館 「紙芝居は学校と博物館を結ぶ」
25の宜野座村立博物館オリジナルの紙芝居を、小学校4年生の昔の道具調べ学習に、小学6年生のふるさと歴史学習に、全校生徒の平和学習に、活用しているかを事例報告してくれました。
発表者の山川須真子さんの、語りのパフォーマンスがわかりやすく素晴らしい!楽しく聞きました。
*那覇市の壺屋焼博物館「壺屋焼物博物館の教育普及活動」をテーマに学芸員の赤嶺由 紀子さんが、インターネットでの情報発信、、夏休み体験教室、出前こども博物館、教職員研修、学芸員実習、展示解説などの活動を紹介してくれました。
*うるま市立海の文化資料館「子どもと海の文化資料館のリレーションシップづくり」を学芸員の前田一舟さんが、味わいのあるしゃべりで笑いもとりつつ、質の高い発表をしてくださいました。地元出身の学芸員の前田さんは資料館は「次世代を担う人づくりのための教育のサービス業」という姿勢で、学校とリレーションシップづくりに多くの取り組みをしていることに関心しました。
*琉球大学資料館(風樹館)の学芸員の佐々木さんからは、「大学博物館を利用したハンディキャップを持つ子供たちへの教育支援の試み」の発表がありました。
どの館も学芸員は一人が二人といった中、予算も決して多くない中で工夫を凝らし、ユニークな活動を展開していて感心しました。
学芸員の人柄を含めての個性が、光っていた発表でした。
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