国立歴史民俗博物館
5月1日、千葉の佐倉にある国立歴史民俗博物館に立ち寄りました。
佐倉周辺の田んぼでは田植えの準備で…初夏の風情。
都心の美術館とは観覧者も、高齢者が多く…。
久しぶりの歴博…じっくり展示を観て少々疲れた。
<民俗コーナー>は南島・沖縄の展示もなされている。
3月16日から第6室の<現代>展示か始まった。
沖縄の新聞でも沖縄戦のキャプションの問題などで連日報道された関連の展示室。
現在のところ三つに分かれた時代①満州事変から敗戦までの戦争の時代。②に1945年から7年間の「占領の時代」③1955年を貴店にした高度経済成長の時代に分かれて展示がなされている。1970年代までを取り上げている。
沖縄戦にも触れた①のコーナー、③1970年代のコーナーでも沖縄基地関係のパネルが展示されている。
沖縄(沖縄戦や基地問題)や在日朝鮮、水俣病(公害)、シベリア引揚げ者なども取り上げられ…「その取り上げ方こそ、マイノリティーへの配慮した思想が現代」的ということが伝わってくる。
ただ全体的に広いコーナーではないので、こうした問題と、時代の風俗世相を表現するパネル・モノなどが混在している印象…。
« 『伊是名村名嘉家の旧蔵品の解説書 』 | トップページ | 日本民藝館「朝鮮陶磁」 »
「沖縄戦後文化」カテゴリの記事
- 2024年回顧ー沖縄文学・思想家の永眠➀(2024.12.25)
- 特集<「平良孝七展」を再考・再審する> 雑誌『越境広場』13号(2024年4月28日発行)(2024.05.02)
- 雑誌『越境広場』12号(2023年8月10日発行に寄稿(2023.08.17)
- 仲里効『沖縄戦後世代の精神史』刊行(2022.12.15)
最近のコメント