「沖縄県地域限定通訳案内士」セミナー
1年で一番暑い季節、3年前から講師を担当している「沖縄県地域限定通訳案内士」試験対策セミナーが開催される。沖縄観光コンベンションビューロー主催で平成19年度から実施されている資格試験受験者向けのセミナーである。
観光立県ということもあり通訳の人材養成のためにもうけられた資格。ここ数年各地でうまれているご当地「検定」とも少し異なる、「資格試験」の位置付けのよう。
テキストも作成され『うちなー観光教本』、本屋でも手に入るようだ。私はテキスト執筆には関わらなかったが、以下その構成です。
第一章 沖縄県のあゆみ(歴史と政治)
第二章 沖縄県の誇る文化
第三章 沖縄の地理
第四章 沖縄の観光
第五章 接遇
第六章 沖縄の経済・産業
の構成で、283Pもあるテキスト本。担当したセミナーは第二章の沖縄の誇る文化のテーマ。世界遺産から民俗文化、伝統工芸、芸能、言語と沖縄の文化の概説的なセミナーである。私は7月17日(土)に講義をおこなった。
各章の内容を覚え消化するのもなかなか大変そうである。
受講者年齢も幅広く、女性が比較的多い、外国の方も熱心に受けている。
各章ごとにセミナーが開催され、試験が行なわれる流れのよう。
なかなか難しい資格試験のようで合格率も決して高くない。
暑い夏、いろいろな受験勉強で頑張っている方々がいる。
« 公開シンポジウム「門中研究の回顧と展望」 | トップページ | 驚き!伊波普猷卒論発見のニュース »
「沖縄文化研究」カテゴリの記事
- 2024年回顧ー沖縄研究者の永眠①(2024.12.19)
- 特集<「平良孝七展」を再考・再審する> 雑誌『越境広場』13号(2024年4月28日発行)(2024.05.02)
- 「ピ―ボディ・エセックス博物館(米国)所蔵の沖縄民具―収蔵背景についてー」『しまたてぃ』104号(2023.04.20)
- 「敗戦と<愛の教具>」『しまたてぃ』103号(2023.02.01)
- 復帰50年「平良孝七展」in 沖縄県立博物館美術館(2022.12.14)
「管理人活動・研究報告」カテゴリの記事
- 「美ら島おきなわ文化祭2022」公式ガイドブック(2022.10.15)
- 『沖縄県史 図説編 前近代編』刊行記念シンポジウム 2019年7月14日(日)(2019.07.13)
- 上江洲均先生 追悼文掲載 『民具研究』157号(2018.04.21)
- 「ミシンをめぐる沖縄技術史」三回目『しまたてぃ』83号(2018.02.01)
- 『沖縄県史各論編8 女性史』コラム「戦後八重山への出稼ぎ」執筆担当(2016.05.06)
「2010年」カテゴリの記事
- 宮古郷土史研究会12月例会(2010.12.07)
- 比嘉康雄展示会に寄せて(2010.11.05)
- 講座「女性と文化」(2010.10.19)
- 浦添市てだこ大学院(2010.10.19)
- 屋嘉比収 氏追悼(2010.10.05)
最近のコメント