浦添市てだこ大学院
浦添市には老人学級(60歳以上の市民が参加できる)のてだこ大学院がある。
生涯学習の定着する流れの中で、各市町村には同じような団体があるが、てだこ大学院は沖縄の中でも歴史はふるく、那覇市よりも古い。学生達(当然先輩たち)がカリキュラムから運営までの役割を自主運営している。市から補助も受けていると思うが…あくまでも運営は学生及びOB・OG達で行なわれている。。
カリキュラムも年々試行錯誤しながら自分達で決定し、バラエティーに飛んでいて…。学生たちも経験もそれぞれで年齢幅もある。若い学生は60歳から先輩には90歳近い学生さんたちがイキイキと2年間学んでいる。事務局を担当する役員達も卒業生が当たって運営している。
てだこ大学院の講義(歴史3回)を担当して15年程になる。浦添市立図書館沖縄学研究室勤務の時期から担当していて、当時館長であった高良倉吉先生が担当していたが、琉球大学に移られるということで私が担当することになった。それから15年…毎年9月に講義があり数回のお付き合いだけれど、毎年皆さん熱心に話しを聞いて質問も積極的で…私の方が元気をもらっている。
もともと浦添出身の方も多いが、浦添市には結構宮古や八重山、県外出身の方たちも住んでいる。
15年前は、若い先生として珍しがられたが最近は学生との年齢差が余りなくなってきた(笑)。
浦添市民生活も20年以上になり…浦添市民の先輩達に少しでもお役に立てたらと思い楽しく担当している。
先輩たちの元気にあやかって、前向きにがんぱろうと思う、毎夏恒例の出会いである。
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