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2013年2月

2013年2月28日 (木)

漆工史学会編『漆工辞典』執筆担当

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 漆工史学会(荒川浩和会長)の設立30周年記念事業として『漆工辞典』が編纂・刊行されました。 2012年11月30日、角川学芸出版からの発行です。日本・アジアを含む漆工分野の約1450項目が選ばれ、琉球漆器の項目も多く入っているのが特徴となっている。
 私も「琉球漆器考」と「紅房」、「漆器工業調査報告」の項目執筆を担当した。

 『琉球漆器考』は石澤兵吾編集の琉球漆器の古文献で、明治22年に東陽堂から刊行されて、琉球漆器では広く知られている文献ではあるが、今回はその成立背景などもふれた解説になっている。
 「紅房」(べんぼう)も近現代沖縄で活動した琉球漆器工房。1927年に成立し2001年廃業まで近代以降新しい琉球漆器の活動を展開している。
 「漆器工業調査報告」は、工業試験所(東京)技師であった三山喜三郎がまとめた琉球を含む全国主要産地の漆器聖像に関する、明治43年発行の文献である。三山が明治41年にまとめた「琉球漆器調査報告」は研究者間でもあまり知られていない。「琉球漆器考」と「琉球漆器調査報告」は近代期の琉球漆器を理解する上で重要な資料となっている。

2013年2月21日 (木)

文化講座「沖縄からみた奄美文化」シリーズ担当

 平成24年度沖縄県立芸術大学附属研究所公開文化講座「沖縄からみた奄美文化」シリーズ(7回)が、2013年1月~2月に開講されました。
 その中の第3回(1月24日木曜)「奄美の聖なるものと女たちの身体ー祈りの形・絵図・写真ー」をテーマに担当しました。
 奄美のフィールドワークを始めたのは1980年代後半から…山深い奄美を歩いていると、沖縄の島々を歩いている時とは異なる感覚を覚える。奥深い場だと思う。
 祭祀道具の調査や人々の暮らしと生死観を中心にして、近代以降にも続いた(薩摩化されない文化として特筆される)女性の身体(入墨)の文化と、沖縄との比較をしながら話をした。
 象徴人類学・クリフォード・ギアツに影響された認識を懐かしく思い出しながら話しました。
 久しぶりに奄美に出向きたくなった。

 私もこの講座シリーズ受講してみた。講座は第4回が渡久地健氏(琉球大学)の「奄美の自然と田中一村作品ー沖縄の絵画との比較をふくめつつー」も新年正月にふさわしい清清しい内容と緻密なフィールドワークの仕事に感動…。その他平良勝保(歴史)、西岡敏(言語)、豊見山和行(歴史)、久万田晋(芸能音楽)の話しもそれぞれ興味深く聞いた。
 2012年に復帰40年を迎えた沖縄だが、奄美は2013年で本土復帰60年を迎える。断絶と復帰の意味を考える時間であった。

2013年2月14日 (木)

展示会「木脇啓四郎展」IN 鹿児島市立美術館

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 私も図録原稿を寄せた薩摩藩文化官僚・絵師である『木脇啓四郎展』が2月13日から3月31日まで鹿児島市立美術館で開催されます。
 近代沖縄にも関わりある木脇家です。
 沖縄図録に「啓四郎と沖縄・奄美」の原稿を寄せました。昨年まとめた論考(「1880年代近代沖縄と石澤兵吾」『沖縄芸術の科学』24号沖縄県立芸術大学附属研究所、2012年3月附属研究所紀要)が少しはお役にたったようです。
  沖縄関係の資料も展示されています。A4_2
 木脇啓四郎は明治19年から24年まで沖縄県関係の仕事をしています。木脇は『琉球漆器考』で漆器図を写した絵師でもありますが、その他沖縄県立図書館が所蔵する『花草真写図』を描いています。鹿児島大学附属図書館が所蔵する『南島雑話』写本も作成した人物。鹿児島県立図書館所蔵の『沖縄人物図』も出てきます。江戸時代にも活躍するのですが田代安定・白野夏雲と共に鹿児島の近代で博覧会用の絵図を鹿児島・沖縄で描いた絵師です。
 沖縄ではあまり知られていない人物ですが、薩摩藩や近代鹿児島、実は1880年代の近代沖縄の博覧会事情や鹿児島との関係、漆器関連の分野で重要な役割を果たす人物。鹿児島大学附属図書館所蔵の<木脇家文書>資料が少しづつ整理されて(まだまだすべてではありませんが)展示会になりました。

「木脇啓四郎展」IN 鹿児島市美術館

A4_1

薩摩藩文化官僚・絵師である『木脇啓四郎展』が 2月13日から3月31日まで鹿児島市立美術館で開催されます。

近代沖縄にも関わりある木脇家です。A4_2_2  沖縄関係の資料も展示されています。木脇啓四郎は明治19年から24年まで沖縄県関係の仕事をしています。沖縄図録に「啓四郎と沖縄・奄美」の原稿を寄せました。

 沖縄ではあまり知られていない人物ですが、薩摩藩や近代鹿児島、実は1880年代の近代沖縄の博覧会事情や鹿児島との関係、漆器関連の分野で重要な役割を果たす人物。鹿児島大学附属図書館所蔵の<木脇家文書>資料が少しづつ整理されて(まだまだすべてではありませんが)展示会になりました。

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