特集「東松照明ー戦後日本マンダラー」『現代思想5月臨時増刊号』
戦後日本を代表する写真家・東松照明を特集した『現代思想5月臨時増刊号 特集 東松照明ー戦後日本マンダラー』第41巻第6号(2013年4月25日、青土社)が刊行された。
昨年2012年12月14日に82歳で永眠された。
晩年まで写真を撮り続け、沖縄で「土門拳展」を開催した時には、オープニングセレモニーにも出席しその模様を撮影されていたのが印象てきであった。
その前年には沖縄で写真展も開催された。このブログでも関連記事を紹介している。その記事でも少し触れたが、宮古の<乾いた>風土やそこに生きる心根を強烈に感じさせる写真を残した。
http://okinawabunkakougei.cocolog-nifty.com/blog/2011/10/post-010a.html
復帰40年を迎えた2012年末に人生を終えた巨人・東松照明。その死後間もない時期に特集が組まれ、編まれたその言葉は、東松の<生>に近いがゆえに、その距離感も様々である。
再録テクスト(大島渚)や未収録インタビュー(「髪の風、…」)やエッセイ(島尾伸三、石川真生ほか)、なども多彩な内容となっている。
東松は戦後沖縄とも関わり深い写真家である。この特集でも、沖縄と東松との関わりに触れた内容の文章も多く掲載されている(仲里効、田中康博、土屋誠一、翁長直樹ほか)。
ほかに若手の写真史研究家・友寄寛子が「東松照明主要作品集・展覧会解説」で日本で発表された写真集・展覧会を中心に作品概観と活動をまとめている。地道な仕事で資料的な価値は高い。(ただP239と241の比嘉康男は比嘉康雄である。)







最近のコメント