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2014年11月

2014年11月15日 (土)

「沖縄の焼物と<女>たち・ジェンダーの文化表象」壺屋焼物博物館文化講座

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 現在那覇市立壺屋焼物博物館で開催されている「沖縄宗教藝術の精華 厨子」展(2014年11月1日~12月21日まで:無料)の関連企画・文化講座でお話をしました。
11月8日(土)午後2時~「沖縄の焼物と<女>たち・ジェンダーの文化表象」がテーマ。
若い学芸研究者・作家たちも参加して、こじんまりとした雰囲気でしたが、楽しく過ごしました。
内容は、「焼物と女性との関りを<洗骨習俗廃止運動>の歴史をふまえて」との依頼に応じて私なりに話ました。
 昭和15年に撮影された民藝・坂本万七が撮影した壺屋の女性たちをどのように評価するのか?時代背景を十分に理解してこの表象は語られる必要があること、戦後急速に広がった火葬のあり様は、沖縄・奄美の各地で行われていた葬送儀礼<洗骨>習俗に関わっていた女性たちが、廃止運動の中心となっていたこと…それは死の場面で<女の役割>としてのジェンダー問題が重要であったことなど解説し、現在の沖縄の<死>をめぐる文化を考える」というものだった。
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 女たちが選択した時代背景を知ることと、現代の問題として自然環境・島嶼社会の中で育まれた過去の習俗としての葬送儀礼の断絶?との問題を深く考える必要があるのではないかという意見も含まれている。
 講座内容の詳細は、本年度の壺屋焼物博物館紀要に原稿を寄せたので、刊行を待ちたい。

2014年11月11日 (火)

末吉安恭(麦門冬)没90年記念公開研究会のお知らせ

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2014年は、近代沖縄の代表的な知識人・末吉安恭(麦門冬)の没90年目にあたります。
大正13年11月25日に亡くなったとされます。当時は沖縄では伊波普猷・真境名安興・末吉安恭は、沖縄研究の三巨人と呼ばれました。
38歳の若さで亡くなった末吉安恭は、知る人ぞ知る多分野で活躍した知識じんであり、これまで多くの人々を魅了しました。
 末吉安恭を研究する有志が集い、末吉安恭を通し近代沖縄の思想・文化のあり様を考えます。近代沖縄文化研究会公開研究会のお知らせです。
 ぜひ、参加されてその博覧強記の世界に触れてください。
 
*研究会:「近代沖縄における思想と文化の表情ー末吉安恭(麦門冬)没90年ー」
*期 日:2014年11月29日(土)午後1時から6時
*会 場:沖縄県立博物館・美術館 1F博物館講座室
*入 場:無 料
*対 象:一般参加自由 
今回のパネリストは、この30年、末吉安恭の研究に従事してきたメンバー。
*仲程昌徳(近現代文学)「大正期の文学と末吉安恭」
*伊佐眞一(近現代沖縄史・思想史)「近代沖縄の新聞と末吉麦門冬」
*阪井芳貴(日本文学、折口学)「近代沖縄における文化研究」
*粟国恭子(歴史民学、近現代沖縄文化史)「末吉安恭と民俗学・民族学ー柳田国男・折口信夫・南方熊楠から金城朝永へ」
*崎原綾乃(琉球芸能史)「近代沖縄における琉球芸能の実践と末吉安恭」
*新城栄徳(好事家)6名。

2014年11月10日 (月)

雑誌『おきなわ』復刻版刊行のお知らせ


Photo_3  終戦から5年後の1950年4月に在京で創刊された雑誌『おきなわ』の復刻版がついに2015年1月に刊行されます。 終刊は1955年9月です。復刻版は全6巻(46号)・別冊1巻の構成です。
 セット価格で96,000円プラス税 Photo_5
 個人で購入するのは中々むつかしいかもしれませんが、別冊は別売り1500円+税で、そう目次(新城栄徳氏担当)及び解説(仲程昌徳「THE OKINAWAO:おきなわ」、・松下博文「『おきなわ』表紙孜」・粟国恭子「サンフランシスコ調印・発効時と『おきなわ』特集号」・酒井直子「回想ー笑顔の父・神村朝堅」)。推薦文(我部政男「孤高の音府と音色」・高橋敏夫「<小さい野心、大きなのぞみ>で、総合的=創造的沖縄人を捉える」)。

 別冊は別売り販売もされます。 別冊版をチェックして図書館などで復刻版の利用することが便利でしょう。

 『おきなわ』は、戦後10年間の後半を知る資料として、在京の沖縄人社会を知る資料として重要です。
  宣伝のチラシに利用されている、表紙は平良リエ子さんがモデルになっています。

2014年11月 9日 (日)

2014年「民衆史50年」色川大吉先生を囲む集い

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 2014年11月5日(水)に沖縄で、民衆史の大御所・色川大吉先生を囲む集いが開催されました。「<民衆史50年>色川大吉先生を囲む集い」(会場:ナハテラス)は、近代史研究の重鎮・我部政男先生、ジャーナリストの三木健さん、近代沖縄史家・思想史の伊佐眞一さんが中心となって開催実現しました。
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その他に、色川先生と交流のあった川満信一、新川明、仲宗根勇、高良勉、由井晶子さんなどなどの呼びかけで開催され、約50人程の参加でした。
 色川先生の「明治精神史」発刊から50年の記念すべき年で、89歳の先生は元気に民衆史との沖縄との関りを講演。
 1960年代の民衆史の思想に影響を受けた先輩方の参加が多かったように思えます。

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 まことに図々しいとは思ったが、またとない機会に所蔵の『明治精神史』初版、沖縄との関りのある『ある昭和史』、そして会場で販売されていた11月3日発売の新刊『色川大吉時評論集・新世紀なれど光は見えず』(日本経済評論社)にサインをいただいた。新刊には第一部「新世紀日記」で取り上げたのは2014年8月15日の日記が…歴史家として時代への思考をあらわす姿勢には感銘を受ける。第二部「憲法問題と戦争体験」では、「平和憲法の世界的意義」「生きるという防徨」「わが身に滲みる歴史の重み」「戦争と青年」など…非戦の思想と歴史家の哲学が詰まっている。

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会場には、色川先生の著書(三木さんの蔵書)が展示され、『新沖縄文学』紙面で新川明、川満信一、仲宗根勇各氏の思想「共和社会」への記事・対談記事が展示され学びの場にもなった。 その著作は約76冊で…スゴイ仕事だと…眺めていると色川先生がそばに来て解説などいただいた。いろいろお話できて恐縮と感激であった。
 会場では太田昌秀先生、上野千鶴子先生、仲宗根勇氏も挨拶。先輩方は気骨はスゴイ!と感じいった時間でした。
 来沖条件が辺野古への案内だったそうで…前日には辺野古と上野先生講演(琉球新報主催)に参加されてからの、<囲む集い>での講演、本当に頭が下がるとともに、自身のだらけたあり様に反省もした、貴重な時間であった。

2014年11月 7日 (金)

2014年那覇市立焼物博物館特別展文化講座の案内

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 現在那覇市立壺屋焼物博物館で開催中の「沖縄宗教藝術の精華 厨子」展に関連した文化講座の案内です。展覧会の厨子にまつわる様々な話題を研究者が解説します。
その他にも学芸員展示解説。古墓見学会など様々な企画があります。

*場所:那覇市立壺屋焼物博物館 3階図書講座室 申し込み不要

1回目 
*11月8日(土)午後2時から4時
*題目:「沖縄の焼物と<女>たちージェンダーの文化表象ー」
*講師:粟国恭子(沖縄県立芸術大学附属研究所共同研究員)
*内容:焼物と女性は深い関わりを持って歩んできました。戦後の女性たちによる洗骨廃止運動など、現在研究が進むジェンダーの分野から、沖縄の焼物を考えます。

2回目
*12月13日(土)午後2時から4時
*題目:「ボリビア―コロニア・オキナワにおける葬送儀礼」
*講師:中村顕(沖縄県立芸術大学附属研究所共同研究員)

3回目
*12月14日(日)午後2時~4時
*題目:「時代とともに変わる厨子~厨子研究の今~」
*講師:安斎英介(浦添市教育委員会文化課)

展示会「沖縄宗教藝術の精華 厨子」in那覇市立壺屋焼物博物館  

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 2014年度 那覇市立壺屋焼物博物館で現在開催中の「沖縄宗教藝術の精華 厨子」展の 御案内です。
 門上秀叡・千恵子コレクションとして約200点の厨子を所蔵している博物館、今回はその中から70点を展示しています。従来の厨子編年を検討が迫られる驚きの厨子の数々…。学芸員が<宗教藝術>の表現を使いたかったことがわかります。
16世紀~近代の沖縄の厨子の多様さをこの機会にご覧ください。


*展覧会:「沖縄宗教藝術の精華 厨子」
*期 間:2014年11月1日(土)~12月21日(日)10:00~18:00(月曜休館)
*会 場:沖縄県那覇市立壺屋焼物博物館
*入場料:無 料

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