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2014年12月 4日 (木)

末吉安恭没90年企画「近代沖縄における思想と文化の表情」

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 2014年11月25日は、明治・大正期に沖縄で活躍した人物・末吉安恭(麦門冬)の没90年にあたる。その記念の公開研究会「近代沖縄における思想と文化の表情」を企画主催し、運営 ・事務局も担当している。
 11月29日(土)午後1時~6時、沖縄県立博物館・美術館博物館1階講座室で開催した。
この研究会の広報記事は、新城栄徳『沖縄タイムス』11月26日、粟国恭子『琉球新報』11月27日紙面で掲載された。司会は粟国恭子。

 今回のパネリストは、この30年、末吉安恭の研究に従事してきたメンバー。
*仲程昌徳(近現代文学)「大正期の文学と末吉安恭」
*伊佐眞一(近現代沖縄史・思想史)「近代沖縄の新聞と末吉麦門冬」
*阪井芳貴(日本文学、折口学)「近代沖縄における文化研究」
*粟国恭子(歴史民学、近現代沖縄文化史)「末吉安恭と民俗学・民族学ー柳田国男・折口信夫・南方熊楠から金城朝永へ」
*崎原綾乃(琉球芸能史)「近代沖縄における琉球芸能の実践と末吉安恭」
*新城栄徳(好事家)6名。
 会場参加者は約100名の方が参加し、発表及び意見交換など和気藹々とした雰囲気で有意義な時間でした。多くの参加者から好評の意見をえた。
 大きな問題は、末吉安恭の文章など刊行物が1冊もないことで、早急に対応しなければならない課題が確認された。安恭研究者の社会的な責任かもしれません。
 厳しい出版業界にあって、どのような方法があるのかも可能性を探る意味も研究会を開催の目的のひとつになっている。

 さて、本来ならば余り記述などしたくないのですが…誤解のないようにあえて記すことにしました。
 この企画に対する反応・問合せの中に、「どこから予算を確保して活動しているのか」「何らかの予算があっての活動だろう」という声が少なくない。
 まったくの誤解なのであえて記しておくが、昨今の沖縄は一括交付金など公的な費用で、いろいろと文化事業や企画が目白押しでそれが主流の活動状況である。沖縄振興策として政府から降りてきたよさんである。
しかし、あえてそうした予算からも遠い位置を取り、「いかに自立した活動を展開するか」という事が重要に思う。そのスタンスで、今回は近代沖縄研究会を立ち上げ、その主催者として自費運営をしている。
 この自立した活動展開は、過去2回開催された「戦後沖縄研究コロキウム」の活動に関しても同様である。
 自由な活動は肩に力を入れなくてもよく、また楽しい。しかしそれがゆえに、刊行物などの実現にも苦労するわけで…。 

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