『沖縄県史各論編8 女性史』コラム「戦後八重山への出稼ぎ」執筆担当
2016年3月に刊行された『沖縄県史各論編8 女性史』の第四部にコラム「戦後八重山への出稼ぎ」(粟国恭子)を執筆担当しました。
戦前からパイン産業を展開した八重山、戦後の経済復興にもパイン産業が重要な役割を持ち、その労働者として八重山や宮古の女工たちが関りました。宮古の主婦や農林高校研修を名目に女学生も八重山パイン産業へアルバイトに出向きます。
後にグローバル化される市場動向に翻弄されるかのように、1960年頃から生産効率。低賃金、加工技術の高い台湾女工が導入されるようになります。
その動向と反対に、役割をおえるように宮古農林高校農業研修プログラムが終了。小さな島の女性たちとパインとの関りの一つの物語としてコラムは書かれています。
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