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2018年

2018年11月 5日 (月)

鎌倉芳太郎の残した琉球芸術写真『しまたてぃ86号』

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 2018年10月に発刊された『しまたてぃ』No86に「鎌倉芳太郎が残した沖縄文化・芸術写真」(粟国恭子)を寄稿しました。編集・発刊は一般社団法人沖縄しまたてぃ協会。
 季刊誌でもある『しまたてぃ』は、今年の表紙写真に大正期に撮影された鎌倉芳太郎の沖縄文化財の写真を採用しています。

 表紙の写真を残した鎌倉芳太郎と沖縄の関係、その写真資料の意義などを紹介する内容となっています。構成は以下
 1、鎌倉芳太郎と沖縄文化
 2、琉球芸術と鎌倉写真
 3、写真と技術ーそのように撮影されたかー
 4、鎌倉写真と時代の評価

 内容詳細は、粟国恭子「鎌倉芳太郎と写真ー琉球芸術写真の文化史ー」『沖縄芸術の科学』27号、沖縄県立芸術大学附属研究所紀要に2015年に発表された論文の概略にもなっています。
 紀要掲載の論文は附属研究所HPにデジタル版でご覧になれます。
 

2018年10月 4日 (木)

2018年11月2日「首里城というグスク」講演会

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 グスクに関係する講演会のお知らせです。
*テーマ:「首里城というグスク」
*講 師 伊從勉(京都大学名誉教授)
*期 日:2018年11月2日(金)午前10時~
*会 場:パシフィックホテル沖縄 2階 (那覇市)
*入場無料

2018年8月 7日 (火)

2018年8月「東松照明写真展ー沖縄・宮古1972~1983」 in宮古島

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 日本を代表する写真家・東松照明は、沖縄や東南アジアで撮影した作品を多く残している。沖縄の宮古島で撮られた写真作品の展示会のお知らせです。

 今回は1972年~1983年の間に撮影された作品。チラシには「40年前、子どもだったあなたは今どうしていますか?」と書かれています。被写体の宮古島の人々(子ども達)と、時を越えて出会える機会になるのではないでしょうか?

*展覧会名:「東松照明写真展ー沖縄・宮古 1972~1983」
*期   間:2018年8月10日(金)~9月16日(日)
*会   場:宮古島市総合博物館
        沖縄県宮古島市平良字東仲宗根1166-287 
*入館時間:9:00~16:00 閉館16:30 休館日 毎週月曜日
*入 場 料:一般300円、大学・高校生 200円 小学生100円
*主    催:宮古島市教育委員会 主管:宮古島市総合博物館
 
 

2018年8月 3日 (金)

201808仲里効×大城弘明写真二人展「ボーダー&パンセ」のお知らせ

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 フォトネシア沖縄が企画する沖縄写真史プロジェクト特別企画連続写真展、仲里効×大城弘明二人展「Boder&Pense'es」のお知らせです。
 大城弘明氏の「路上のパンセ」(写真大城・文J)は1988年7月から1989年4月までの9ヶ月の40回、仲里効氏の「ラウンド・ボーダー」(写真・文とも仲里)は1993年6月から1994年12月までの1年6か月78回、沖縄タイムス紙面毎週1回土曜日文化面で企画掲載された。
 沖縄写真史を語る中でも89年~90誌年代の重要な写真企画であった。沖縄における写真批評シーンに一石を投じた企画でもあった。
 今回はその時に発表された両氏の写真とその後に撮影された作品が一人約80点程展示され、時期を変えリレー風な個展となっている。

 
201808_2仲里効写真展「ラウンド・ボーダー
 期間:2018年8月13日(月)から8月21日(火)
 *仲里効氏トーク8月18日(土)午後6時
 
◆大城弘明写真展「路上のパンセ」
 期間:2018年8月23日(木)~8月31日(金)
 *大城弘明×仲里効氏トーク8月26日(土)午後6時~
*会場:フォトスペース・ラーゴ
 那覇市牧志2-7-18(モノレール牧志駅より徒歩1分)
*会場時間:13時~19時入場無料 トーク
         は入場500円
*問合せ:フォトネシア沖縄
        080―9108-  3966

2018年6月 9日 (土)

フォトネシア沖縄写真史講座「占領と沈黙の肌触りー」2018年6月30日

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 月に一回開催されている「フォトネシア沖縄」主催の沖縄写真史講座6月のお知らせ

*期 日:2018年6月30日(土)PM6:00~7:30
*タイトル:「占領と沈黙の肌触りー<写真>の時代を読み解く・文化史の視点から」
*話 者:粟国恭子(沖縄文化・工芸研究所主宰、沖縄国際大学・沖縄県立芸術大学非常勤講師)
*内容:
 近代に広く普及した写真機は、近代から現在に至るまで多くの「沖縄」を写し出してきた。写真家や学術研究者、記者一般の人と様々な位相で撮られた「沖縄」写真が無数に存在する。その写真自体は、いずれも無音で語りの言葉を持たない。
 
撮る側と撮られたもの、そして観る者の「眼差し」と「語り」の関係は、互いに揺れ動き続けて変化し時を刻む。
  今回は、沖縄戦時中終戦直後に撮影された「沖縄」の写真を中心に、1945年から1950年代の「沖縄写真史」を考える。
 
米軍・米国の占領期に圧倒的な「強き眼差し」で撮られ残された写真の中にある「沈黙の肌触り」を感じとること。そして写り込まれた時間の意味や沈黙の向こう側に聞こえる人々の声を拾うことーー70年以上の時を超えた今、撮られた沖縄と時代を「語る」視座を問う。
*会 場:フォトスペース「Reago」(ラーゴ)
      那覇市牧志2-7-18 3F モノレール牧志駅1分
*受講料:500円
*主 催:一般社団法人フォトネシア沖縄

2018年6月 5日 (火)

新垣辰雄写真展「大東島」 2018年6月16日 in那覇

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Photo_6 *展覧会名: 新垣辰雄写真展「大東島」
*期 日:2018年6月16日(土)~6月24日       (日)午後1時~7時まで
*料 金:入場無料
*会 場:フォトスペース「Rqago」(ラーゴ)
  沖縄県那覇市牧志2-7-18  3F
*ギャラリートーク: 2018年6月16日(土)  午後6時~  会費ワンドリング付き500円
 仲里効(映像批評家・大東島出身)×新垣辰雄 

2018年5月20日 (日)

上江洲均『おきなわの民俗探訪』刊行と『がじゅまる通信』82号追悼文

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2017年12月17日に永眠された、沖縄の民俗学者・上江洲均先生の最後の著作が刊行されました。2018年5月15日に榕樹書林から刊行されたこの著作は、二校目まで原稿に目を通された上江洲先生でしたが、病気で亡くなられて刊行を見届ける事がありませんでした。
 簡略ですが、収録の年譜は学恩に感謝を込めて粟国恭子が簡易ですが担当しました。

Photo_4 榕樹書林の発行本には、『がじゅまる通信』と呼ばれる本に関わる研究者の原稿が編集されて冊子が発行されます。
 今回は上江洲均先生の追悼号(『がじゅまる通信』82号)に、関わりの深かった11人が原稿を寄せています。沖縄県立博物館の歴史、沖縄民俗学会の歴史、沖縄県文化行政、久米島文化研究などなど故人の思い出と共に貴重な歴史資料となっています。

*宜保榮次郎「上江洲均さんの思い出」
*宮城篤正「上江洲均大兄の思い出」
*朝岡康二「上江洲均さんとのこと」
*津波高志「沖縄民俗の知恵袋」
*稲福みき子「上江洲先生を偲んで」
*赤嶺政信「上江洲均さんをしのぶ」
*盛本勲「上江洲均先生と民具研究」
*萩尾俊章「上江洲先生との思い出」
*粟国恭子「上江洲均先生への感謝の言葉」
*山城勇人「上江洲均先生との出会い」
*宮良みゆき「旅の途中」
*武石和美「上江洲均先生の本をめぐって」

2018年4月21日 (土)

「ミシンをめぐる沖縄技術史」 4回目 『しまたてぃ』84号

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雑誌『しまたてぃ』(編集・発行:沖縄しまたてぃ協会、年4回発行)に連載してきた粟国恭子「ミシンをめぐる沖縄技術史」も84号(2018年4月)で最終回です。
 今回は、<時代の技術④ー1960年代~1972年前後>のミシンをめぐる沖縄社会のあり様をまとめました(40-43頁)。
 連載の4回ともに課題の多いテーマであることを確認しました。

『しまたてぃ』84号の表紙写真は、大正年間に鎌倉芳太郎撮影の沖縄の「円覚寺仏殿」。沖縄戦で消失した16世紀の琉球文化遺産の一つでした。

上江洲均先生 追悼文掲載 『民具研究』157号

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沖縄の民具研究の第一人者である上江洲均先生が2017年12月17日に永眠されました。
その追悼文を先生が長年参加活動された日本民具学会の機関誌『民具研究』157号(2018年3月30日発行)に、追悼文を寄稿しました。
 追悼「沖縄の民具と向き合ってー上江洲均先生追悼ー」粟国恭子(99P)

学生の頃から大先輩からの学恩は大きく、亡くなられて本当に寂しい。多くの後輩たちも同様の気持ちであろう。ご冥福をお祈りいたします。

2018年3月31日 (土)

沖縄県立芸術大学文化講座「琉球・沖縄の技術史」2018年

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2018年沖縄県立芸術大学附属研究所 文化講座琉球・沖縄の技術史』のお知らせ
 
一般の方も参加可能なので、事務局の方へご連絡ください。
 私(粟国恭子)は、第1回目と第9回目を担当します。

 <開催趣旨>(チラシより)
 人びとは日々の生活のなかであたらしい技術を獲得し、その技術を発展的に継承してきました。これら技術は 人びとの生活を豊かにするだけでなく、社会、文化、思想、経済、政治へも影響を与えてきました。琉球・沖 縄ではいかなる技術がはぐくまれ、そこにはどのような特徴があるのだろうか。本講座では、技術史を通して 琉球・沖縄を見つめ直してみたい。

【と き】平成30年4月11日(水)〜7月18日(水)
     毎週水曜日 18:30〜20:00 
【ところ】附属研究所3F 小講堂
     那覇市首里金城町3-6(芸大首里金城キャンパス内)
【対 象】一般県民
【定 員】80名

【申込方法】①お名前(ふりがな)②〒ご住所 ③ご連絡先(お電話番号、メールアドレス等)を明記のうえ、はがき・FAX・e-mailのいずれかにて下記宛にお申込みください。
※申込期間:平成30年 3月1日(水)〜平成30年4月6日(金)締切
沖縄県立芸術大学附属研究所
 〒903-0815 那覇市首里金城町3-6
 TEL:098-882-5040  FAX:098-835-5711
 E-mail:k-jimu2@ken.okigei.ac.jp

4/11
「琉球・沖縄の技術史の現状と課題」
粟国 恭子(沖縄県立芸術大学非常勤講師)
4/18
「近世における首里王府の技術組織」
山田 浩世(沖縄県教育委員会)
4/25
「東アジアの陶業技術と琉球」
森 達也(沖縄県立芸術大学全学教育センター教授)
5/2
「琉球・沖縄の窯業技術」
倉成 多郎(那覇市歴史博物館)
5/9
「アジアと琉球・沖縄の織の技術―機をめぐって―」
柳 悦州(沖縄県立芸術大学附属研究所客員教授)
5/16
「王府時代の布をめぐる技術史の現状と課題」
小野 まさ子(沖縄県教育委員会)
5/23
「王府から近代の織文化(生産体制・道具・素材・布の種類)」
新田 摂子(沖縄県立芸術大学附属研究所講師)
5/30
「近世琉球の絵画技法-現状と課題-」
平川 信幸(沖縄県教育委員会)
6/6
「東アジアの中の琉球金属技術史」
粟国 恭子(沖縄県立芸術大学非常勤講師)
6/13
「近世琉球の医療技術―東アジアの中で―」
勝連 晶子(沖縄美ら島財団)
6/20
「近世琉球の船舶―造船技術の現状と課題」
高良 倉吉(琉球大学名誉教授)
6/27
「近現代沖縄の造船技術」
前田 一舟(うるま市立海野文化資料館学芸員)
7/4
「近世期の漆芸技術研究の課題―東アジア各地と琉球の技術―」
安里 進(元沖縄県立博物館・美術館長/沖縄県立芸術大学附属研究所共同研究員)
7/11
「近世琉球の舞台芸能をめぐる技術―舞台構造・装置や道具をめぐる―」
鈴木 耕太(沖縄県立芸術大学附属研究所講師)
7/18
「技術者・職人と王府」
麻生 伸一(沖縄県立芸術大学全学教育センター准教授)