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沖縄県立博物館・美術館の美術館側の復帰50年企画「平良孝七展」か開催されています。写真家・平良孝七の仕事を紹介している。
企画は若手の写真専門学芸員さん。若い世代が復帰50年目の沖縄に、写真家平良孝七を取り上げ紹介してくれることに感謝。平良孝七の時代時代の変化や視点で撮影された写真も網羅されている。優れた写真と沖縄(特に写真集『パイカジ』に収録された宮古八重山地域の小さな離島の暮らしの風景)を感じ取ってください。
展示会場空間デザインもこれまでにない印象で興味深い。
この展覧会の図録には展示企画意図も収録されている。
展覧会は2023年1月15日まで
*現在この展示会図録は販売が中止されています。観覧者は、研究者である学芸員の企画する視点・切り口に寄り添い「思考の自由、表現の自由、言論の自由」を基本に尊重することが重要です。沖縄文化に関心を寄せ図録を購入・手に入れたい人々、平良幸七写真の世界に触れたい多くの人々はこの状況を憂いています。
戦後10年間の敗戦後の沖縄文化状況を取り上げた連載「復帰の源流を探る」シリーズ4回目 粟国恭子「敗戦と文化財⑵ー略奪・返還、文化再建・贈与の物語ー」の掲載された『しまたてぃ』102号が発行されました。(2022年10月発行、しまたて協会)。
敗戦後の日本の文化財行政と比較して、1953年サンフランシスコ講和条約で引き続き米国施政権下におかれた沖縄の文化財行政は、直面する問題と課題も異なるあり様を示す。敗戦後米軍側に略奪され流出される文化財について「略奪」という強い表現を使用できないまま、それでも沖縄の文化行政担当者や若者や有志は、それぞれ戦禍で失った文化財にコンタクトしている。それに応じて日本の戦前からつながった沖縄文化研究者たち(民藝同人、G・H・カー、金関武夫、伊東忠太、鎌倉芳太郎など)が贈与・購入対応の活動をしている。
- 本稿は2013年3月30日「川平朝申とその時代」シンポジウム 粟国恭子「戦後沖縄の文化政策をとらえる視点―文化財・博物館・図書・美術―」発表内容に加筆している。県立博物館所蔵品関連情報は当時提供された情報である。
復帰50年目の2022年7月15日に『沖縄県史各論編7 現代』(沖縄県教育委員会 約740頁)が発行されました。
6部構成の目次に40名余の執筆者が担当しています。
私は、1945年から約10年間1955年の期間を扱う一部で執筆を担当しました。粟国恭子「初期占領政策における〈教育〉と〈文化〉」(89頁ー107頁:沖縄戦と教育、教育政策ー戦後教育のはじまり、文化政策と文化活動ー沖縄文化の再構築、戦後のメディアと言論統制ー新聞を中心にー」。依頼内容と指定頁数に大変苦労して、自身歯がゆい部分が残りました。
現代の歴史の記述・事実認識、取り上げる用語の概念認識は、執筆者各自(歴史専門以外の執筆者が多く)で判断されていて、全体・全編で共通共有されず、認識記述に凹凸感があります。
時間がながれ後世の研究者の判断を期待したいですね。
沖縄美術の魅力が全てわかるの一冊として2007年に発行されたた「すぐわかる沖縄の歴史」(東京出版)の内容を修正加筆した4刷が発行されました。
今年は戦後27年の米国施政権下で歴史を刻んだ沖縄が1972年5月15日に日本へ「復帰」して50年目になります。記念の特別展「琉球」が東京国立博物館や九州国立博物館で開催されます。
私が執筆担当したのは、「グスク(城)」(写真も提供)「首里城」、「鎌倉芳太郎と首里城の復元、「沖縄の民家」(写真も提供)、「琉球の庭園」(写真も提供)「琉球の金工」、民藝運動と沖縄の民具」です。
#沖縄 #粟国恭子 #金属文化
2019年3月に『沖縄県史 図説編 全近代』が刊行されました。発行記念のシンポジウムのお知らせです、
ふんだんに絵図や地図、発掘された遺物、文献資料などを駆使し、テーマも従来の歴史では語られなかった音や匂いなどを採り入れー琉球の新しい歴史像を提示した画期的な県史です。単なる美術研究と異なり、歴史史料としての非文字資料のモノや絵図資料を通して琉球歴史を考察する試みとしては、日本の各県史をみても画期的な刊行物です。
*喜重 :2019年7月14日(日)15時~17時
*会場 :沖縄県立図書館3回ホール
*参加費:無料
*第1部 貴重報告
里井洋一「ここが面白い!図説編前近代」
弟2部 :どう見る?どう使う?新たな視点と活用法」
コーディネーター・里井洋一(琉球大学教授)
パネリスト
豊見山和行(琉球大学教授)
粟国恭子(沖縄国際大学・沖縄県立芸術大学非常勤講師)
安里 進 (元沖縄県立博物館・美術館館長)
麻生伸一(沖縄県立芸術大学准教授)
*主催 沖縄県教育委員会
2018年沖縄県立芸術大学附属研究所 文化講座琉球・沖縄の技術史』のお知らせ
一般の方も参加可能なので、事務局の方へご連絡ください。
私(粟国恭子)は、第1回目と第9回目を担当します。
<開催趣旨>(チラシより)
人びとは日々の生活のなかであたらしい技術を獲得し、その技術を発展的に継承してきました。これら技術は 人びとの生活を豊かにするだけでなく、社会、文化、思想、経済、政治へも影響を与えてきました。琉球・沖 縄ではいかなる技術がはぐくまれ、そこにはどのような特徴があるのだろうか。本講座では、技術史を通して 琉球・沖縄を見つめ直してみたい。
【と き】平成30年4月11日(水)〜7月18日(水)
毎週水曜日 18:30〜20:00
【ところ】附属研究所3F 小講堂
那覇市首里金城町3-6(芸大首里金城キャンパス内)
【対 象】一般県民
【定 員】80名
【申込方法】①お名前(ふりがな)②〒ご住所 ③ご連絡先(お電話番号、メールアドレス等)を明記のうえ、はがき・FAX・e-mailのいずれかにて下記宛にお申込みください。
※申込期間:平成30年 3月1日(水)〜平成30年4月6日(金)締切
沖縄県立芸術大学附属研究所
〒903-0815 那覇市首里金城町3-6
TEL:098-882-5040 FAX:098-835-5711
E-mail:k-jimu2@ken.okigei.ac.jp
4/11 | 「琉球・沖縄の技術史の現状と課題」
粟国 恭子(沖縄県立芸術大学非常勤講師) |
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4/18 | 「近世における首里王府の技術組織」
山田 浩世(沖縄県教育委員会) |
4/25 | 「東アジアの陶業技術と琉球」
森 達也(沖縄県立芸術大学全学教育センター教授) |
5/2 | 「琉球・沖縄の窯業技術」
倉成 多郎(那覇市歴史博物館) |
5/9 | 「アジアと琉球・沖縄の織の技術―機をめぐって―」
柳 悦州(沖縄県立芸術大学附属研究所客員教授) |
5/16 | 「王府時代の布をめぐる技術史の現状と課題」
小野 まさ子(沖縄県教育委員会) |
5/23 | 「王府から近代の織文化(生産体制・道具・素材・布の種類)」
新田 摂子(沖縄県立芸術大学附属研究所講師) |
5/30 | 「近世琉球の絵画技法-現状と課題-」
平川 信幸(沖縄県教育委員会) |
6/6 | 「東アジアの中の琉球金属技術史」
粟国 恭子(沖縄県立芸術大学非常勤講師) |
6/13 | 「近世琉球の医療技術―東アジアの中で―」
勝連 晶子(沖縄美ら島財団) |
6/20 | 「近世琉球の船舶―造船技術の現状と課題」
高良 倉吉(琉球大学名誉教授) |
6/27 | 「近現代沖縄の造船技術」
前田 一舟(うるま市立海野文化資料館学芸員) |
7/4 | 「近世期の漆芸技術研究の課題―東アジア各地と琉球の技術―」
安里 進(元沖縄県立博物館・美術館長/沖縄県立芸術大学附属研究所共同研究員) |
7/11 | 「近世琉球の舞台芸能をめぐる技術―舞台構造・装置や道具をめぐる―」
鈴木 耕太(沖縄県立芸術大学附属研究所講師) |
7/18 | 「技術者・職人と王府」
麻生 伸一(沖縄県立芸術大学全学教育センター准教授) |
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