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民具・造形・技術文化

2018年5月20日 (日)

上江洲均『おきなわの民俗探訪』刊行と『がじゅまる通信』82号追悼文

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2017年12月17日に永眠された、沖縄の民俗学者・上江洲均先生の最後の著作が刊行されました。2018年5月15日に榕樹書林から刊行されたこの著作は、二校目まで原稿に目を通された上江洲先生でしたが、病気で亡くなられて刊行を見届ける事がありませんでした。
 簡略ですが、収録の年譜は学恩に感謝を込めて粟国恭子が簡易ですが担当しました。

Photo_4 榕樹書林の発行本には、『がじゅまる通信』と呼ばれる本に関わる研究者の原稿が編集されて冊子が発行されます。
 今回は上江洲均先生の追悼号(『がじゅまる通信』82号)に、関わりの深かった11人が原稿を寄せています。沖縄県立博物館の歴史、沖縄民俗学会の歴史、沖縄県文化行政、久米島文化研究などなど故人の思い出と共に貴重な歴史資料となっています。

*宜保榮次郎「上江洲均さんの思い出」
*宮城篤正「上江洲均大兄の思い出」
*朝岡康二「上江洲均さんとのこと」
*津波高志「沖縄民俗の知恵袋」
*稲福みき子「上江洲先生を偲んで」
*赤嶺政信「上江洲均さんをしのぶ」
*盛本勲「上江洲均先生と民具研究」
*萩尾俊章「上江洲先生との思い出」
*粟国恭子「上江洲均先生への感謝の言葉」
*山城勇人「上江洲均先生との出会い」
*宮良みゆき「旅の途中」
*武石和美「上江洲均先生の本をめぐって」

2018年4月21日 (土)

「ミシンをめぐる沖縄技術史」 4回目 『しまたてぃ』84号

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雑誌『しまたてぃ』(編集・発行:沖縄しまたてぃ協会、年4回発行)に連載してきた粟国恭子「ミシンをめぐる沖縄技術史」も84号(2018年4月)で最終回です。
 今回は、<時代の技術④ー1960年代~1972年前後>のミシンをめぐる沖縄社会のあり様をまとめました(40-43頁)。
 連載の4回ともに課題の多いテーマであることを確認しました。

『しまたてぃ』84号の表紙写真は、大正年間に鎌倉芳太郎撮影の沖縄の「円覚寺仏殿」。沖縄戦で消失した16世紀の琉球文化遺産の一つでした。

上江洲均先生 追悼文掲載 『民具研究』157号

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沖縄の民具研究の第一人者である上江洲均先生が2017年12月17日に永眠されました。
その追悼文を先生が長年参加活動された日本民具学会の機関誌『民具研究』157号(2018年3月30日発行)に、追悼文を寄稿しました。
 追悼「沖縄の民具と向き合ってー上江洲均先生追悼ー」粟国恭子(99P)

学生の頃から大先輩からの学恩は大きく、亡くなられて本当に寂しい。多くの後輩たちも同様の気持ちであろう。ご冥福をお祈りいたします。

2018年3月31日 (土)

沖縄県立芸術大学文化講座「琉球・沖縄の技術史」2018年

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2018年沖縄県立芸術大学附属研究所 文化講座琉球・沖縄の技術史』のお知らせ
 
一般の方も参加可能なので、事務局の方へご連絡ください。
 私(粟国恭子)は、第1回目と第9回目を担当します。

 <開催趣旨>(チラシより)
 人びとは日々の生活のなかであたらしい技術を獲得し、その技術を発展的に継承してきました。これら技術は 人びとの生活を豊かにするだけでなく、社会、文化、思想、経済、政治へも影響を与えてきました。琉球・沖 縄ではいかなる技術がはぐくまれ、そこにはどのような特徴があるのだろうか。本講座では、技術史を通して 琉球・沖縄を見つめ直してみたい。

【と き】平成30年4月11日(水)〜7月18日(水)
     毎週水曜日 18:30〜20:00 
【ところ】附属研究所3F 小講堂
     那覇市首里金城町3-6(芸大首里金城キャンパス内)
【対 象】一般県民
【定 員】80名

【申込方法】①お名前(ふりがな)②〒ご住所 ③ご連絡先(お電話番号、メールアドレス等)を明記のうえ、はがき・FAX・e-mailのいずれかにて下記宛にお申込みください。
※申込期間:平成30年 3月1日(水)〜平成30年4月6日(金)締切
沖縄県立芸術大学附属研究所
 〒903-0815 那覇市首里金城町3-6
 TEL:098-882-5040  FAX:098-835-5711
 E-mail:k-jimu2@ken.okigei.ac.jp

4/11
「琉球・沖縄の技術史の現状と課題」
粟国 恭子(沖縄県立芸術大学非常勤講師)
4/18
「近世における首里王府の技術組織」
山田 浩世(沖縄県教育委員会)
4/25
「東アジアの陶業技術と琉球」
森 達也(沖縄県立芸術大学全学教育センター教授)
5/2
「琉球・沖縄の窯業技術」
倉成 多郎(那覇市歴史博物館)
5/9
「アジアと琉球・沖縄の織の技術―機をめぐって―」
柳 悦州(沖縄県立芸術大学附属研究所客員教授)
5/16
「王府時代の布をめぐる技術史の現状と課題」
小野 まさ子(沖縄県教育委員会)
5/23
「王府から近代の織文化(生産体制・道具・素材・布の種類)」
新田 摂子(沖縄県立芸術大学附属研究所講師)
5/30
「近世琉球の絵画技法-現状と課題-」
平川 信幸(沖縄県教育委員会)
6/6
「東アジアの中の琉球金属技術史」
粟国 恭子(沖縄県立芸術大学非常勤講師)
6/13
「近世琉球の医療技術―東アジアの中で―」
勝連 晶子(沖縄美ら島財団)
6/20
「近世琉球の船舶―造船技術の現状と課題」
高良 倉吉(琉球大学名誉教授)
6/27
「近現代沖縄の造船技術」
前田 一舟(うるま市立海野文化資料館学芸員)
7/4
「近世期の漆芸技術研究の課題―東アジア各地と琉球の技術―」
安里 進(元沖縄県立博物館・美術館長/沖縄県立芸術大学附属研究所共同研究員)
7/11
「近世琉球の舞台芸能をめぐる技術―舞台構造・装置や道具をめぐる―」
鈴木 耕太(沖縄県立芸術大学附属研究所講師)
7/18
「技術者・職人と王府」
麻生 伸一(沖縄県立芸術大学全学教育センター准教授)

2018年2月 1日 (木)

「ミシンをめぐる沖縄技術史」三回目『しまたてぃ』83号

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 昨年から季刊誌『しまたてぃ』(一般社団法人沖縄しまたて協会発行)紙面で連載している「ミシンをめぐる沖縄技術史」の3回目が掲載された83号・若水号が発行されました。
 今回は、「ー時代の技術③終戦直後~1950年代ー」の沖縄におけるミシン事情をまとめました。特に終戦直後の宮古島のミシン事情については、先行研究もないので事実確認としても重要な情報ではないでしょうか?
<内容構成>
1、宮古とミシンの物語ー終戦直後ー
 1)終戦当時の宮古群島
 2)待ちわびる戦後配給物資と女性の労働
 3)終戦直後の宮古の洋裁講習所
2、市場と衣料・手作りの<簡単服>販売
3、モダンファッションと洋裁(ミシン)技術
4、1950年代のミシン税
5、ミシンと阿旦葉製品

 『しまたてし』83号から表紙写真は鎌倉芳太郎が記録した琉球芸術写真」シリーズで、83号は旧円覚寺山門の写真です。旧円覚寺は臨済宗総本山(山号は天徳山)で第二尚氏王統歴代の菩提寺です。荘厳な建築の山門も戦禍で失われています。

2017年10月27日 (金)

連載「ミシンをめぐる沖縄技術史」2回 『しまたてぃ』82号

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 『しまたてぃ』82号新北風(2017年10月、沖縄しまたて協会))が刊行になり、81号につづき粟国恭子「ミシンをめぐる沖縄技術史―時代の技術②戦時下~終戦直後ー」が掲載されました。
 1、戦時下のミシンのある風景
 2、終戦直後の沖縄社会ー人口の不均衡―
 3、戦後の生活を支えるミシン
 4、戦後日本のミシン産業
 5、洋裁学校の増加―1950年代ー
の構成(文章・写真6枚)です。

 こうしたコンパクト紙面(4頁)の字数の少ない原稿は、集めて文章の根拠にした元資料を展示することもできず、原稿の3分の2(この回だけで)くらいを削って紙面に反映しました。
特に補給物資修繕屋関連のその他の資料も発掘しましたが、紙面には反映できませんでした。
今回も課題確認の意味が強い原稿になっています(訂正:*注4 1945年は文中通り1949年)

同号には「沖縄の戦後を歩く」シリーズ連載もあり今回で25回目で「那覇市(国際通り下)」がも掲載されています。編集室取材の紙面は人気もあります。今回は聞き取りによって作成されたマップには洋裁店などミシンに関係した店舗などの情報も掲載されています。

最近の『しまたてぃ』は、天然記念物の動植物の写真が表紙に採用されていていいですね。82号はダイトウウグイス(大島うぐいす)。1922年に捕獲確認され、1984年以降確認できず絶滅とされていのすですが、2008年に喜界島で見つかった貴重なうぐいすだそうです。貴重な南西諸島固有亜種。鳴き声にも調味がありますね。

2017年8月13日 (日)

連載「ミシンをめぐる沖縄技術史」1回目 『しまたてぃ』81号

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2017年4月から南風原文化センタ―で開催された戦後の沖縄の女性達の技術関連の展示会「暮らしを支えた女性たち」の期間内に、第7回戦後沖縄研究コロキウムを開催した。

20170726 その企画に興味をもった『しまたてぃ』(一般社団法人しまたて協会、編集発刊、年4回発行)の編集の砂川敏彦さんから連絡があり、「ミシンをめぐる沖縄技術史」と題した連載が決まった。

 これからの研究課題の多い状況であるが、その確認を含めて原稿を寄せた。
一回目は「ミシンをめぐる沖縄技術史―時代の技術戦前―」(『しまたてぃ』81号、2017年7月発行)が刊行されました。

 近代以前・以降の沖縄技術史は、興味深いテーマでいろいろな角度から議論や、研究が必要な分野です。 
 

2017年5月10日 (水)

「戦後の沖縄社会と女性への視座ー技術史の課題」研究会のお知らせ

201705147aol 第7回戦後沖縄研究コロキウムー終戦~<復帰>前後を中心にーのお知らせです。 
 *企画:「戦後の沖縄社会と女性への視座―その手から産まれたもの・技術史の課題ー」
 *期日:2017年5月14日(日)午後2時~5時 
 *会場:南風原文化センター(沖縄県南風原町)
 *内容:
  ・ 「戦後沖縄の技術史の課題―時代の技術ー」粟国恭子(近現代文化史・沖縄県立芸術大学非常勤講師)
  ・「ミシンと『復興』」謝花直美(沖縄戦後史・沖縄タイムス編集委員)
  ・「戦後南風原のモノづくりと女性」(学芸:南風原文化センター職員)
  ・コーディネーター:秋山道宏(社会学・沖縄戦後史、沖縄国際大学非常勤講師)

  *入場無料
 *主催:戦後沖縄研究コロキウム実行委員会
 *問合せ:実行委員会事務局(粟国恭子 E-mail 00142aguni@gmail.com

2017年2月 6日 (月)

公開シンポジウム「うるま市のマーラン船」のお知らせ

2017

 
 うるま市教育委員会主催の公開シンポジウムのお知らせです。うるま市立海の文化資料館が中心になった企画です。
 スタッフは、うるま市の市民や一般向けに広く新たな視点も加えたマーラン船の文化を伝えていきたいと張り切っています。時間も夕方からなので、ゆっくりご参加ください。

*公開シンポジウム「うるま市のマーラン船」
*期 日:2017年2月24日(金)午後6:00~午後9時まで
*場 所:うるま市民芸術劇場 燈(ともしび)ホール
*市民一般公開 ・入場無料
*<内容>
 ☆基調講演
  ・波照間永吉(沖縄県立芸術大学名誉教授・琉球文学)
  ・豊見山和行(琉球大学教授・歴史学)
 ☆事例報告
   ・平良徹也(沖縄県立芸術大学附属研究所共同研究員・ウスデーク)
  ・前田一舟(うるま市教育委員会文化課 学芸員・民俗学)
 ☆コーディネーター
  ・粟国恭子(沖縄国際大学非常勤講師・文化人類学)
*問い合わせ;うるま市教育委員会 

2016年12月14日 (水)

講座「美術工芸にみる琉球の「四季」201612月14日

2016

 沖縄県立芸術大学附属研究所の平成28年度の文化講座「琉球・沖縄と四季」のシリーズ(担当窓口:附属研究所講師・鈴木耕太)が開催されています。毎週水曜日の午後6時30分から一般向けに長年開講されている文化講座です。
 9回目「美術工芸にみる琉球の四季(工芸論)」が12月14日(水)に開講され、粟国恭子(沖縄県立芸術大学・沖縄国際大学非常勤講師、専門:文化人類学、文化史)が担当しました。