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日本を代表する写真家・東松照明は、沖縄や東南アジアで撮影した作品を多く残している。沖縄の宮古島で撮られた写真作品の展示会のお知らせです。
昨年から季刊誌『しまたてぃ』(一般社団法人沖縄しまたて協会発行)紙面で連載している「ミシンをめぐる沖縄技術史」の3回目が掲載された83号・若水号が発行されました。
今回は、「ー時代の技術③終戦直後~1950年代ー」の沖縄におけるミシン事情をまとめました。特に終戦直後の宮古島のミシン事情については、先行研究もないので事実確認としても重要な情報ではないでしょうか?
<内容構成>
1、宮古とミシンの物語ー終戦直後ー
1)終戦当時の宮古群島
2)待ちわびる戦後配給物資と女性の労働
3)終戦直後の宮古の洋裁講習所
2、市場と衣料・手作りの<簡単服>販売
3、モダンファッションと洋裁(ミシン)技術
4、1950年代のミシン税
5、ミシンと阿旦葉製品
『しまたてし』83号から表紙写真は鎌倉芳太郎が記録した琉球芸術写真」シリーズで、83号は旧円覚寺山門の写真です。旧円覚寺は臨済宗総本山(山号は天徳山)で第二尚氏王統歴代の菩提寺です。荘厳な建築の山門も戦禍で失われています。
沖縄で長年、文芸・思想の論考を掲載する雑誌『脈』94号が、2019年8月20日に発刊されました。今回の特集は「沖縄の詩人・思想家 川満信一」です。川満さんと同郷宮古島出身の書き手をはじめ、13人の文章が掲載されています。私も(粟国恭子)も大先輩へ届ける文章を書きました。恐縮です。
編集の比嘉加津夫さんお疲れ様です。
「脈 94号 特集・沖縄の詩人・思想家 川満信一」比嘉加津夫・編集
A5判/238頁 定価1300円+税 脈発行所
*目次
特集 沖縄の詩人・思想家 川満信一
仁衡琢磨 島尾、川満、奄美に逢う――島尾敏雄生誕100年記念祭参加記
黒島敏雄 時代の同伴者―古代的な陰影と全人的対応
仲里 効 1968年沖縄・夏の分れ歌――川満信一と伊礼孝の分水界を巡って
坂口 博 川満信一の詩――「飛翔」と「風葬」をめぐって
新城兵一 川満信一論序説―〈時後〉思想としての〈反復帰論〉
かわかみまさと 母語なき時代の超「骨」の思想家――ヤポネシア論を越えて
松原敏夫 詩は手套のような―川満信一の詩と思想
仲程昌徳 「母」なるもの――川満信一の詩
後多田敦 川満信一をめぐる断想「しまのねあがり」としての川満信一
伊良波盛男 さとりと無碍の人
仲宗根将二 川満信一大兄とふるさと宮古
粟国恭子 呟く川満信一さんへ届ける断章―見えない縁を巡って
比嘉加津夫 川満信一と島尾敏雄
*川満信一年譜
俳句 仲本彩泉 記憶は影絵
詩 仲本 瑩 フロリダの男(他三篇)
東木武市 若い頃のメモ帳より
小説 伊良波盛男 ニルヤカナヤ王国
仲本 瑩 バラードの斧ひかりの檻(全100)(37~39)
論考 村上一郎 村上一郎未発表日記と『試行』6(佐伯修 編・註)
1962(昭和37)年の日記(5)
松岡祥男 『吉本隆明全集』第37巻に触れて
吉本隆明さんのこと(13)
深谷 考 野呂邦暢、風土へのヴィジョン(6)
金田久璋 「眼の華」とはなにか―島尾敏雄「眼華」補論
青柳瑞穂 篭川京の「怠けのすすめ」怠けて生きたい私たち(11)
比嘉加津夫 甲状断録
安里昌夫 日々の断章(8)
編集後記
*表紙写真 川満信一氏提供(本文写真含む)
題字= 比嘉良治 本文カット= ヒガカツオ
東松の死後、2015年12月に新しく編集れた新編『太陽の鉛筆』(赤々舎)が発刊されて話題になっている。それを記念して「沖縄写真タイフーン《北から南から》関連イベントの一つで、「新編『太陽の鉛筆』」展覧会が開催される。掲載作品の中から選ばれた60点が今回展示されます。
戦後<宮古島>を撮った写真家は東松照明以外に、比嘉康雄、地元の豊島貞夫、佐渡山安広らが代表てきである。約40年前に才能溢れる写真家・東松がまなざした宮古や八重山の島から、海で繋がる東南アジアの写真作品世界と、2016年に出会える機会になります。
入場無料でありがたいです。この機会にぜひごらんください。
*会場:那覇市民ギャラリー 第二展示室(那覇市パレットくもじビル内)
*会期;2016年8月16日(火)~21日(日) 10:00~19;00
*入場無料
シンガーソングライターの下地勇(今回は下地イサム)のCDアルバム『スマフツ THE GOLDEN LANGUAGE 』(1500円)が凄くいいのです。友人のRさんにすすめられて聴いてみた。涙あり、笑いあり…。
「スマフツ」とは直訳すると「島の口」で、宮古諸島の人々は島で使われている言葉を「スマフツ」と呼んでいる。
ここ数年沖縄の方言保護の「シマクトゥバ」(島の言葉)活動が盛んでるが…宮古の人はその言葉は使わない。「スマフツ」である。
このCD「スマフツ」は、3つのン楽しみ方が盛り込まれている。①日本の名作童謡を宮古のスマフツに翻訳し歌った世界、②下地勇のオリジナル作品で島の心情風景を歌った世界、③スマフツの語りも存分に、島の人の切ない情感やユーモアをこれでもかと言うほど生き生きと表現した世界 どちらも素晴らしい。小さな島に寄せる波や風や光が…鮮やかに立ち上がる。
現代的な音楽・演出に乗せて、豊かなスマフツの世界が奥深く広がる。宮古出身者・関係者、宮古に興味のある人は、是非聴いてほしい。
2016年3月に刊行された『沖縄県史各論編8 女性史』の第四部にコラム「戦後八重山への出稼ぎ」(粟国恭子)を執筆担当しました。
戦前からパイン産業を展開した八重山、戦後の経済復興にもパイン産業が重要な役割を持ち、その労働者として八重山や宮古の女工たちが関りました。宮古の主婦や農林高校研修を名目に女学生も八重山パイン産業へアルバイトに出向きます。
後にグローバル化される市場動向に翻弄されるかのように、1960年頃から生産効率。低賃金、加工技術の高い台湾女工が導入されるようになります。
その動向と反対に、役割をおえるように宮古農林高校農業研修プログラムが終了。小さな島の女性たちとパインとの関りの一つの物語としてコラムは書かれています。
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